Windowsでmp4をgifに変換する.コマンドラインで.
ブログでアプリケーションの動作を説明するとき,動画がわかりやすいです.
はてなブログを使っていますが,mp4はアップロードできないようです.
そこでGIFの出番ですが,録画したmp4を別のアプリケーションを起動して変換するのは手間に感じます.
コマンドラインで変換できると便利です.
FFMpegというコマンドラインツールを使うことで,mp4をgifに変換できます.
インストールはChocolateyというパッケージ管理ツールを使いました.
Chocolateyのインストール,使い方については以下. shuhelohelo.hatenablog.com
ffmpegがchocolateyで取得できるか確認します.choco list ffmpeg
とコマンドラインで実行します.
> choco list ffmpeg Chocolatey v0.10.15 ffmpeg 4.2.2 [Approved]
あるようです.choco install ffmpeg
でインストールします.
インストールが完了したらコンソールアプリを再起動して,ffmpeg -version
と入力して実行します.
> ffmpeg -version ffmpeg version 4.2.2 Copyright (c) 2000-2019 the FFmpeg developers built with gcc 9.2.1 (GCC) 20200122
バージョンが表示され,インストールされていることが確認できました.
ではmp4をgifに変換します.
一番シンプルなコマンドは以下のとおりです. mp4ファイルを同じ縦横サイズのgifに変換します.デフォルトのフレームレートは20fpsです.
ffmpeg -i movie.mp4 movie.gif
-i movie.mp4
で入力する変換対象の動画ファイルを指定します.
変換後のファイルサイズには気をつけたいところです.
1MBのmp4を上のコマンドでgifに変換したところ,4MBになりました.基本的にはサイズは大きくなるようです.
そこで,縦横サイズ,フレームレートをオプションで設定することでファイルサイズを調整します.
以下のコマンドは「20fpsで縦横比を保って幅240のgifに変換する」ものです.
ffmpeg -i video.mp4 -r 20 -vf scale=240:-1 my_gif.gif
各オプションの意味は以下のとおりです.
-r 20
: フレームレートを20fpsに-vf 240:-1
: 横幅240で,縦は元の縦横比に従って自動で- もし横幅も指定したい場合は
-vf 240:240
のように指定する
これで作成したgifはこちら.
アップロードにかかる時間はファイルサイズ次第なので,適切なものを選択する必要があります.