.gitignoreを編集,もしくは途中で追加してそれを反映させる
メモ
忘れてしまうのでメモ.
以下の記事を参考にしました.ありがとうございます.
.gitignore
ファイルに除外対象を追加,または.gitignoreファイルをすでにgit管理されているプロジェクトに追加したときに,.gitignore
の設定内容を適用する手順は以下のとおり.
キャッシュ(Git管理対象ファイルのリスト)を削除
Gitは管理対象のファイルの情報,つまりどのファイルをGit管理するかという情報を保持しています.
このGit管理対象ファイルの情報に従って変更を追跡しています.
これがGitにおけるキャッシュ(cache)と呼ばれるもののようです.
さて,.gitignore
を編集,追加しただけではこのcacheの情報は変わらないので,.gitignore
に記述されているファイルはgitの追跡対象のままです.
例えばある.NETのプロジェクトがあったとして,これをビルドしたあとに.gitignore
ファイルがない状態でgit add *
をすると以下のように大量のファイルがGit管理対象ファイルとして追加されます.
198個のファイルが管理対象に追加されました.この中にはビルドの結果生成された多数のファイルが含まれ,これらはソースコードではなくGitで管理する必要はないので,管理対象外にしたいところです.
さて,ここで.gitignore
ファイルを作成して除外対象を記述したとしても,当然ながら管理対象ファイルの数は変わりません.
これらのファイルはすでに管理対象としてcacheに登録されているので仕方ありません.
ですので,ここで管理対象ファイルの情報(cache)を一度クリアしてあげます.
cacheをクリアするコマンドは以下のとおりです.
> git rm -r --cached *
これですべてのファイルがGit管理対象外になりました.
改めてファイルをGit管理対象として登録する
おなじみのgit add *
コマンドでファイルをGit管理対象として追加します.
git add *
先ほどと異なり,Git管理対象のファイル数が60まで減っています.
.gitignore
ファイルの記述内容が反映されました.
後はcommitしてプッシュなりすればOKです.